千昌夫「北国の春」

      2024/08/19

24枚目のシングル。都会で暮らす男性が実家から届いた小包を受け取り、早春期の故郷や家族、かつての恋心などを想う内容の歌詞である。当時テレビの歌番組に出演する際、師匠の遠藤実の反対を押し切り、演出として古びた外套に帽子、丸縁眼鏡に使い込んだトランクを下げ、ゴム長靴、首には手ぬぐいを巻き、背中に風呂敷包みを抱え、コートのボタンをひとつかけ違うという出稼ぎスタイル姿で歌唱していた。これはファンに親近感を持ってもらうためで、千が古道具屋で5万4千円で仕入れたもの。ミリオンヒットになった要因に、千の出稼ぎスタイルが影響した。
曲名:北国の春
発売:1977年4月5日
作詞:いではく
作曲:遠藤実
編曲:京建輔
唄:千昌夫

 - 男性